[SQL Server] バックアップ(Backup) - ミラーバックアップ (MIRROR Backup)
SQL Server 2005から追加された機能です。
2つのバックアップディバイスにバックアップをします。
同じバックアップを他のディバイスにもバックアップし、
一つのバックアップに問題が発生してももう一つのバックアップで対応ができるようにするためです。
初回のミラーバックアップ時は「WITH FORMAT」オプションを指定する必要があります。
BACKUP DATABASE [データベース名]
TO DISK ='[バックアップファイル保存パスとファイル名]'
MIRROR TO DISK = '[ミラーバックアップ用ファイル保存パスとファイル名]'
WITH FORMAT
実際に「master」データベースを「C:\Backup」と「D:\Backup」フォルダに保存してみましょう。
BACKUP DATABASE [master]
TO DISK ='C:\Backup\master_backup.bak'
MIRROR TO DISK = 'D:\Backup\master_backup.bak'
WITH FORMAT
上記のSQLを実行した時に下記のようなエラーが発生する方は「C:\Backup」と「D:\Backup」フォルダを作成後に実行してください。
指定したフォルダが存在しない場合、下記のようなエラーが発生します。
メッセージ 3201、レベル 16、状態 1、行 1
バックアップ デバイス 'C:\Backup\master_backup.bak' を開けません。オペレーティング システム エラー 3(指定されたパスが見つかりません。)。
メッセージ 3013、レベル 16、状態 1、行 1
BACKUP DATABASE が異常終了しています。
またこんなエラーが発生することもあります。
メッセージ 3218、レベル 16、状態 1、行 1
SQL Server のこのエディションでは、バックアップ ミラーリングを使用できません。SQL Server の各エディションでサポートされている機能の詳細については、オンライン ブックを参照してください。
メッセージ 3013、レベル 16、状態 1、行 1
BACKUP DATABASE が異常終了しています。
これはこのミラーバックアップ機能がEnterprise Edition以上できますので、
Standard Editionの方は使えません。
ミラーバックアップ機能を利用しなくてもバッチ(Bat)ファイルを作成してコピーするのも一つの方法です。